教養のすゝめ

世の中には2種類の人間がいる。それは、「原液」を作る者と「原液」を薄めるものだ。「原液」を作れば、自分の分身が勝手に働いてくれる。・・・

「原液」を作るのに必要なもの。それは「教養」だ。太い幹となる「教養」があれば、枝葉は無限に伸びていく。
多動力 (NewsPicks Book)、堀江貴文著、幻冬舎、2017年、111ページ、117ページ

ホリエモンが「教養」を重視していると言ったら、どう思われます? 私は意外だと思いました。良くも悪くも(?)常に時代の最先端を行く堀江貴文氏が、なんでまた古臭いとも取れる「教養」を重く見るのか?

カルピスの原液

スマホ時代において、経済の中心は徐々に「個人」に移行しつつある。その個人が価値を持つには、その人特有のレアな市場価値がモノを言う。ホリエモン曰く、ある特定の個人が持つユニークな価値=「カルピスの原液」だそうです。

あくまで例えですが、価値のある人間は「カルピスの原液」を持っていて、他の人々はその原液を欲しがる。「カルピスの原液=秘伝のタレ」と言い換えてもいい。そして、薄めたカルピスや秘伝のタレがかかった焼き鳥を、多くの人々が欲しがる。そこには当然、金銭が介在し、ひとつの経済が生まれる。

したがって、いかにカルピスの原液(あるいは秘伝のタレ)を作るかが、ビジネスの要諦になってくる。ただ、「カルピスの原液」に例えられるものといっても、表層的な情報や、自分にしかわからない「独りよがり」の商品では、誰も欲しがらない。なぜなら人々は「本質」を嗅ぎ取るから。人は見ていないようで物事をよく見ているのです。

教養→原液→(経済的)価値

そこで「教養」が威力を発揮してくる。高い教養を持ってる人間が、いや広く深い教養を持っている人間が、すなわちホリエモンのような「深掘りした教養」を獲得した人間が、オリジナルな「カルピスの原液」を作り出せば、本質的なエッセンスが土台にあるので、多くの人々に対し説得力が増し、理解が進みやすく、結果として多くの価値を生み出す。

徹底的に掘り下げた「教養」があれば、ユニークな「秘伝のタレ」を作ることはできる。そこに大きな価値が生まれるのです。

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