勉強も人生も、快楽と好奇心

勉強の本質とはなんですか? (Lycopersicon・男・高校2年生)

新しいことを学ぶのは楽しい

・・・これに答えるのは難しいけど、勉強の本質はきっと「大人にならないと分からない」ってことだと思う。学生の間はどうしても勉強を強制されているから気付かないけど、大人になると「学ぶのは楽しい」って素直に思えるんだよ。・・・

たとえば仕事を定年退職した人は、新しい趣味や習いごとを始めたりするよね。着物の着付けとか、お茶とか、バイクを買ったりとか。それは、新しいことを学ぶのは楽しいからなんだよ。だから勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる快楽ってことじゃないかな。

勉強の本質とはなんですか?【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】、受験サプリ 放課後版、2015年04月15日、引用

勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる快楽

「勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる快楽」。おお~、オリエンタルラジオ・中田敦彦がオンライン予備校「受験サプリ」の相談コーナーで “看破” してます。「勉強の本質は何?」と聞かれると、筆者はどうしても「勉強は将来、仕事などで役に立つから」と考えてしまうのだけれども、イマイチ説得力が無いなぁと自分でも思っていました。

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勉強は好奇心を満たしてくれる快楽か・・・。な、なるほど。言い方がちょっと変だが、よく考えると的を得ている。そもそも、生活やビジネスは好奇心や快楽がベースにある。睡眠も食事もスマホ(スマートフォン)も人間関係も交通機関も買い物も娯楽もメディアもトイレも入浴もスポーツも・・・、よく考えるとすべて「快楽」が隠れている。

そういえば、確かに「お金」そのものは、まさに快楽の源であると言えるし、もちろん、お酒やタバコなどの趣向品は「快楽」が全てと言っていいほど前面に出ている。人は快楽のために生きている、とでも言えましょうか・・・

つまり、多くの人々の人生すべてに「快楽そして好奇心」は密接にかかわっている。「勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる快楽」であるならば、言葉遊びではないが、「勉強」と「人生」は「快楽」と密につながっているのです。

勉強の人生における適用範囲は、広い

ここで何が言いたいかと言うと、学校の勉強すなわちアカデミックな学問系は、物事の裏側に隠れている情報なので、やはりさまざまな局面で実際に役に立つことが多い。ただ、逆に言うと、役に立たないケースも多い。

しかし勉強が、「好奇心を満たしてくれる快楽」となると、グッと人生における適用範囲が広がる。俗に言う、“勉強は人生を豊かにする” わけだ。例えばコーヒー一杯を飲みにしても、コーヒーの長い歴史やその成分が人体に及ぼす作用、あるいは経済的な価値などに思いをはせるだけでも、ちょっとココロが充実してくるというか、少し賢くなった気がしません? これってプチ快楽で、人生が豊かになった証でしょう。

つまり「勉強の本質は、好奇心を満たしてくれる快楽」と定義すれば、もし勉強したことが仕事で直接的に役に立たなくても、それはそれで大丈夫! 勉強そのものが人生のどこかで豊かな実りをもたらしてくれるのです。受験サプリとオリラジ中田氏、グッジョブ!

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