入試英語IT化計画


※写真: 京都新聞、2015年01月20日、引用

京都工芸繊維大学が英語力テストシステムを開発 入試活用も視野

同大学は、学生の英語活用力の向上や、IT/学力測定技術の高度化に合わせたテスト実施システムの構築などを目的に、採点機能を備えた英語スピーキングテストシステムの開発を進めている。同システムでは、学生はヘッドセットを装着して端末を操作し、画面表示や音声で問題を確認。ヘッドセットのマイクを通して問題に解答する。

2015年1月20~22日には同大学の1年生全員を対象に、同システムを活用したテストを試行。・・・2017年度からは大学院の入学試験で、2019年度からは学部入試で、同システムを使ったテストを実施する考えだ。システムは、eラーニングシステム開発のイー・コミュニケーションズ、河合塾グループの持株会社であるKJホールディングスと共同開発している。

京都工芸繊維大学、TechTargetジャパン 教育IT、2015年01月09日、引用

京都工芸繊維大学(KIT)は、その名前から印象がわかるように、「実学」系の「ものづくり」大学として特色があります。また、芸術系の学域をもカバーしているので、いわゆる「科学と芸術の融合」を実践している稀有な学風を醸し出しています。

語学とITの融合

そのKITが、今度は「語学とITの融合」を実施しようという試みを始めています。ズバリ“入試英語IT化計画”という大胆なものです。まずは学内でテストを繰り返し、2017年度には大学院の入学試験に導入しようという考えです。そして、2019年度には本丸の学部の入学試験に本格的に導入しようというもの。

ついに大学入試もここまで来たか!という感じですね。まぁヘッドセットとPCなどを使えば、ペーパー試験に比べ、入学希望者の多面的な能力をチェックできるでしょう。それに(原則)機械任せなので、教授陣がフェイス・トゥ・フェイスで面接試験を行うより、はるかに低コストで実現できる。

KITの動向次第では、この動きは大学入試全体にも波及するでしょう。今や教育とITは切っても切り離せない関係になりつつあるのですね。

※参考資料: 京都工芸繊維大学、Wikipedia、最終更新2014年10月24日

 

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