「英語は早いうちから」 小学校での教育早期化検討…スクールや塾への入会増える
・・・「10年前と今では大きく環境が変わり、英語を学ぶ子供の数の伸びは大きい」
英会話スクール「イーオン」の広報課、森田繁雄課長代理はこう説明する。実際に同社で1歳から中学生までを対象とする「イーオン・キッズ」で学ぶ子供の数は今年、約5万1千人にまで増加。「10年前は3万人程度だった」といい、7割増加している計算。イーオン全体では約10万人で、子供が半数を超えている。中でも関東地方では平成24、25年と連続して子供の新規入会が前年比3割増と伸びた。・・・
東京・元麻布で英語塾を展開するマリースクール。子供達が卵を毛布に投げ、割ることができるかどうかの理科の実験をしている。「キャン・ユー・ブレーク・イット?」。割れるかどうかを講師は英語で尋ねた。・・・
川崎美智子代表は、読解力が必要な物語では、「どうしても日本語に翻訳して理解しようとするため、英語そのものが(頭に)入っていかない」と説明。算数や理科の実験なら答えがはっきりしているため、「英語が耳や目から入り、英語を英語のままで理解できるようになる」という。・・・
※産経ニュース、2014年11月24日、引用
英会話スクールへの期待増
小学校の英語教育早期化の検討で、英会話スクールの需要が高まっています。少子化にもかかわらず、子供英会話イーオンキッズの場合、なんとこの10年で7割増だそうです。義務教育での英語教育に注目が集まり、もちろん、昨今のグローバル化の世相が背景にあるのですが、「英語は早いうちから」と子供たちへの英語教育熱は増すばかり。
私は小学校での3年生からの英語活動は、早過ぎると思う。義務教育は子供たち全員に強制するわけで、いかがなものかと思っています。しかし、プライベートな英会話スクールになると、話は別です。基本的に、全然OKだと思う。
この産経ニュースの記事でも、「イーオン・キッズ」は無論、「マリースクール」も面白い。算数や理科を「英語」で教えるという、斬新な企画に興味津津です。確かに頭のやわらかい子供たちなら、英語“を”教えるより、英語“で”何かを教えたほうが面白いし、自然に英語が身につく気がする。
一番いいスタート年齢は、5歳。母国語もほぼ出来上がっています。英語脳を作るには、一番いい年齢だと考えます。「桐光学園の幼稚園部」が私どものカリキュラム、英語で理科、算数を5歳児に取り入れて下さいました。大変好評で、私達も自分たちの考えが正しい事を再確認しました。算数/理科を通して、英語を教える、それは、エリート教育でもなんでもなく、「子供目線」にたった教育なのです。・・・
英語を使って何かをする
そもそも英語は言葉なのだから、言葉そのものを教えるより、言葉を使って何かをする方がいい。自然に頭に入るし、身に付きやすい。マリースクールの「数学や理科を英語で勉強する」というのは、まさに「一石二鳥」の効果もあり、実に素晴らしいラーニングメソッドです。ネット塾系でも取り入れたいね。
また、以前からあったオーソドックスな方法に、例えば英語カラオケとか、英語演劇とか、英語討論とかがある。最近、一部の高校でも取り入れている英語討論(ディベート)はちょっと高度で敷居が高いが、英語で歌を歌ったり、劇を演じたりなら、楽しく学べるでしょう。
マリースクールの川崎代表が言う通り、単に英語の文章ベースで学ぼうとすると、どうしても日本語に翻訳する作業が発生してしまう。英語そのものがストレートに身体に入っていかない。英語で何かをやろうとすると、その弊害が少なくなるでしょう。また、慣れという意味も大きい。
英語はある意味“スポーツ”
慣れと言えば、あの石原さとみさんもイーオンで英語に慣れてきていますね。「世界で最も美しい顔100人」に選ばれた石原さんですが、留学等これと言って海外経験が豊富なわけではありません。普通の「純国産」女優なのです。でも、イーオンで学んで、割とこなれた英語をしゃべっています。かっこいい!
さとみのレッスンレポート|英会話 AEON イーオン
英語は言葉であり、ある意味スポーツに似ているのだから、どんどん使って慣れていく。子供たちには「英語は早いうちから」から、どんどん英語に親しんで、慣れていってほしいと思います。国内・国外問わず、ネットでグローバルにつながっている社会です。普通に英語が使える日本人が増えることは、やはりメリットが大きいでしょう。
※参考資料:
・英会話教室・スクール AEON イーオン、株式会社イーオンホールディングス
・石原さとみ、Wikipedia、最終更新2014年11月21日
・石原さとみ、「世界で最も美しい顔100人」選出に驚き、シネマトゥデイ、2013年12月25日