圧倒的な没入感


よく勉強できる天才・秀才は「圧倒的な没入感」が必要だと言います。あの脳科学者の茂木健一郎さんも自身の体験含め、そうおっしゃっています。彼はテレビでおなじみですが、その学歴もピカイチで、なんと東京大学の“理学部”と“法学部”を2つも卒業されています。

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脳を活かす勉強法、茂木健一郎、PHP研究所、2007年、65ページ

小保方晴子さんも、コピペ騒動などイロイロ疑義・批判はあるものの、資質としてはある種の天才でしょう。「天然」、「不思議ちゃん」とも揶揄されていますが、人と違った強い「没入感」の持ち主だと思います。良くも悪くも、馬鹿と天才は紙一重なのです。大学受験に失敗、物理の成績は最低、大学の助手にもなれず、アルバイトで糊口を凌いでいたアルベルト・アインシュタインが良い例です。

オキュラス・リフト登場

その「圧倒的な没入感」を実現しようとしているのが、バーチャルリアリティー(仮想現実)機材のオキュラス・リフト(Oculus Rift)です。開発しているのは米国オキュラスVR(Oculus VR)社で、その創設者は下記写真のパーマー・ラッキー氏です。この20歳の若き起業家に率いられたOculus VRでは、現在はゲーム仕様で開発が進んでいます。


※写真: 「Oculus Rift」パーマー・ラッキー WITH 堀江貴文 世界が注目するその可能性と未来とは。、ホリエモンドットコム、2014年05月12日、リンク

このオキュラス・リフト、日経新聞でも注目しているようです。ゲーム産業系ジャーナリストで立命館大学映像学部非常勤講師の新清士(しん・きよし)さんが、なかなか面白い取材記事を書いています。

ゲーム業界で今、脚光を浴びている新型デバイスがある。バーチャルリアリティー(仮想現実)を手軽に実現する米オキュラスVR(カリフォルニア州)の「オキュラスリフト」だ。頭に装着して自分の両目を覆うヘッドマウントディスプレーで、ゲームなどに使うと臨場感のある3D映像が楽しめる。映像世界への圧倒的な没入感が大きな魅力だ。・・・

日本経済新聞 電子版、2013年08月04日、引用

この記事を書いた新清士さんは、実際にシンガポールのゲーム商談会で、オキュラスリフトを体験。「映像世界への圧倒的な没入感」が得られた、と驚いています。ただ同時に、まだまだ課題もあり、激しい擬似自動車酔いを引き起こすいわゆる「3D酔い」の問題があると指摘しています。このオキュラスリフトの3D酔いはソフトによっては相当激しく、新氏も「ユーザーの健康面への影響」を心配しています。

逆説的ですが、オキュラスリフトの性能は非常に魅力的なので、そのようなデメリットも大きく出るようです。開発途上で若干荒削りな製品ですが、その将来性は非常に面白い。なんといってもコトあるごとに推奨しているのが、元祖“時代の寵児”ことホリエモン(堀江貴文)氏ですから。

ゲーマーだけでなく、ラーナーにも解放すべき

思うにこの魅力的なデバイスをゲーマー(gamer)だけに利用させるのはもったいない。世のラーナー(学習者)やテストテイカーズ(受験生)にも解放(解法?)すべきだ!と思うのは私だけでしょうか。その理由は、勉強や学習という行為で最も効果が期待できるのは、「現場体験」にあるからです。

例えば、アクティブラーニング代表の羽根拓也さんも、開発したiPhone用アプリ「ノイチューター」(neu.Tutor)の解説で、こう述べています。「現場で学習したほうが強い」という主旨です。

・・・例えば旅行に行った先で、旅行先のレストランとか、ホームステイ先の場所ですぐこういった言葉を覚えていくと、やっぱり現場でやったほうが強いですからね。そういった覚え方ができるのも、ノイチューターの特長になっています。・・・

つまり、一番良いのは現場(リアリティー)での学習です。一番効果がある。しかし、二番目として仮想現実(バーチャルリアリティー)での学習も、大変効果があると確信します。そして、仮想現実をよりビビットに“現実化”するオキュラスリフト(Oculus Rift)が今、米国より登場しました。2014年03月19日には、より改善されたDevelopment Kit 2(DK2)もアナウンスされています。

ジャストシステムの「スマイルゼミ」に期待

ただ現状では、オキュラスリフト自体が開発途上のスーパーマシンなので、ネット塾などデジタル教育教材をうまく走らせるのは、すぐには厳しいと思う。学習塾・予備校系では教育ノウハウは蓄積されているが、技術的なバックグラウンドが特段に秀でているわけではないからです。

でも、例えば「一太郎」で有名なソフトウェア開発の雄・ジャストシステムなら可能ではないでしょうか。ジャストシステムの「スマイルゼミ」あたりが、まずは先陣を切って、バーチャルリアリティーに挑戦してほしい。オキュラスリフトのソフト開発に乗り出してほしい。個人的には、そう願わずにはいられません。福良伴昭社長、たのむぜ(?)。

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※参考資料:
茂木健一郎、Wikipedia、最終更新2014年05月01日
アルベルト・アインシュタイン、Wikipedia、最終更新2014年05月12日
Gamer、Wikipedia、last modified on 9 May 2014

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