有力オンライン語学サイト、DuolingoがKleiner Perkinsから2000万ドル調達―グループ機能追加へ
・・・Duolingoは、今日(米国時間2/18)、シリーズCのラウンドで2000万ドルの資金をKleiner Perkins Caufield & Byersから調達したことを発表した。・・・Duolingoには現在2500万の登録ユーザー、1250万のアクティブ・ユーザーがいる。昨年末のアクティブ・ユーザーは1000万人だった。・・・(Duolingoファウンダー)Von Ahnはこの急成長の一因はAppleがDuolingoをiPhone App of the Yearに選定したことにあると述べた。・・・
またDuolingoは近く、グループ学習機能をリリースする。これによって学校の教師はクラスでの授業にDuolingoを利用しやすくなる(多数の生徒の進歩を把握できるようになる)。多くの大企業では社員の語学研修にRosetta Stoneなどのツールを使っているが、Duolingoはグループ機能を武器にこの分野にも積極的に進出していくという。・・・
昨年、同社はCNNやBuzzFeedと提携し、記事のスペイン語、ポルトガル語、フランス語への翻訳をスタートさせた。・・・こうした大企業との契約は現在大きな収入源となっている・・・ただしDuolingoは今のところ損益分岐点に到達するための期限を特に決めていない。voh Ahhは「売上があるのはいいことだが、当面はユーザーベースの拡大に最大限の努力を払うつもりだ。オンライン語学学習のデファクト・スタンダードになることがわれわれの目標だ」という。・・・
※TechCrunch Japan、2014年02月19日、引用
Duolingoはいいです。素晴らしい。2ヶ月くらい前からAndroid(アンドロイド)のタブレットを使っていますが、そこにGoogle PlayのDuolingoをインストールしました。それで最近、2~3日に1回くらいの頻度ですが、Duolingoでスペイン語をプチ勉強してます(英語版)。
学習者が翻訳作業をサポート
学習者は、Duolingoを介し(無意識に)翻訳をサポートしているそうです。そのDuolingo開発の発想というかシステムというか、すごいです。もちろん、学習者は翻訳作業をしているなんて微塵も思いません。英語版なので、普通に英語>>スペイン語、スペイン語>>英語を行き来して語学学習しています。
たしかに(裏で)翻訳サポートをしているせいか、文字情報をトランスレートする形態の“練習”がほとんどです。Rosetta Stoneのように画像を多用していないので、直感的に言語を学ぶスタイルではありません。そういう意味で、子供向けではないかもしれません。しかし、歳を取って頭が硬い(?)大人には、この勉強法は既存の英語知識と結び付けやすいので、おすすめです。
約2ヶ月で250万人ユーザー増加
TechCrunch記事のよれば、Duolingoはこの約2ヶ月で250万人ものユーザーを新たに獲得し、さらに2000万ドルの資金調達にも成功。CNNやBuzzFeedとの翻訳契約で、収入も安定している模様です。・・・とはいっても、損益分岐点には当面達しないようですが(つまり収支は赤字)。無料の言語学習サイトの宿命でしょうか?
でも、ユーザー数が億単位になれば、翻訳契約先も増えるだろうし、新たに広告による収入も期待できる。さらに、例えば株の公開(IPO)やGoogleやFacebook等への売却という資金調達手段もある。Duolingo創業者のLuis von Ahn氏は、近未来の“Bill Gates”になるかもしれませんね。もし、人口13億の中国語を追加すれば・・・。
※参考資料:
・Duolingo、Wikipedia、最終更新 2014年05月02日
・【読み書きから】Duolingoで西・独・仏語を無料で学ぼう!【speakingまで対応!】、NAVERまとめ、更新日2013年01月18日
・Duolingo vs. Rosetta Stone、ネット塾ジャーナル、2013年07月05日