※株式会社マナボ、SD Japan、リンク
スマートフォン家庭教師「マナボ」(スマホ家庭教師mana.bo)、ご存知ですか。ありそうでなかった便利そうな講師サービスです。ネット塾(オンライン予備校)だけでなく、リアル学習塾・予備校にもサービス転用できそう・・・。
なるほど、これはすごい。評判を呼んでか、mana.boは現在、サイバーエージェント・ベンチャーズなどからカネを集め、ベネッセコーポレーション等と組みサービスを開始しようとしています。生徒は家庭教師に直接会わずとも、スマホやタブレット、パソコンを介して指導を受けることができる。今のところ、既存の塾や家庭教師の延長線上で、Q&A(質疑応答)の部分を想定しています。
サービスが立体的
このサービスのいいところは、サービスが立体的というか、あたかも家庭教師が目の前にいるかのように指導を受けられるということ。チャットサービスの延長のような気もしましたが、実は手書きの図形や写真なども使え、コミュニケーションの幅はさらに広がります。mana.boの三橋克仁社長いわく、「即座にチューターと繋がり音声通話・手書き文字・写真・チャットを通して指導を受ける事が出来ます」。
生徒からすれば、問題を解いていて一人ではわからない時、すぐにでも教えてもらいたい。特に理数系は、結論(回答)さえわかればいい、という世界ではなく、結論に至るロジック(プロセス)が重要。数学や物理はとりわけロジックそのものの世界です。これは電話やチャットだけで指導できるものではない。手書き図形などで多面的に説明する必要がある。それをmana.boは可能にしてきました。
社長のもどかしい講師経験から
三橋社長は6年間予備校講師を経験してきましたが、その時の “苦い” というか “もどかしい” 経験がmana.boに反映されています。「夜中に突然電話で物理の問題の解き方を聞いてきたり、メールで数学の問題の質問をしてきた生徒達」(Tech-Tokyo、2013年03月15日、引用)に電話やメールでは数学や物理をうまく教えることができず「もどかしさ」を感じたそうです。
こういった肌で感じたニーズが原動力となっているmana.bo。こういった芯のあるサービスを手掛ける会社は強い。今後のEduTech(eラーニング)市場で、その実力を遺憾なく発揮するでしょう。
※参考資料:
・オンライン学習サービス「mana.bo」が、サイバーエージェント・ベンチャーズらから総額約3800万円の資金調達、SD Japan、2013年05月13日
・先生はスマホ 通信教育・学習塾、コンテンツ不足解消 少子化で生徒獲得激化、SankeiBiz、2013年08月23日
・スマホ家庭教師|mana.bo
・学生起業家がテクノロジーで教育を変える!話題のEduTech市場で一際注目を集めるスタートアップmana.bo、Tech-Tokyo、2013年03月15日
・mana.bo Inc.、By Katsuhito Mihashi on May 8, 2013_Edit、SD Data(Sd Japan)
・mana.bo開発者 三橋 克仁氏インタビュー、KDDIのオンラインマガジン TIME & SPACE Online