不況で教育費カット

20130708_nikkei
※日本経済新聞、2013年07月08日、引用

7月8日の日経新聞に、3月に実施したベネッセコーポレーションの調査が出ていました。「不況で教育費カット」という見出しで、「教育費の負担が重い」という家庭の現状をリポートしています。曰く・・・

・教育にお金がかかりすぎると思う → 66.2%
・教育のムダはできるだけなくす努力をしている → 60.8%
・不況で教育費を減らした → 27.0%

ネット塾系にNTTやKDDIも参入

そこで、ネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)系はコストパフォーマンスの良いということで選ばれるのですが、ここにきてNTTやKDDIも参入してきました。大規模通信キャリアは、資金力もさることながら、全国的な情報配信能力と課金システムを保持しているので、やはり有利ですよね。

KDDI(au)はこの7月(2013年7月1日)から、月額980円から中高生向けスマホ教育サービス「GAKUMO(ガクモ)」を始めました。月額980円というのが、リクルートの「受験サプリ」と同じ価格設定ですね。月額980円はトレンドなのでしょうか。

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教材コンテンツは、ベネッセコーポレーション、ディートゥーアール、個別指導塾TESTEA (テスティー)、マイスクール慶應修学舎、学習塾プリオーレから提供を受けています。通信教育・学習塾系の提供コンテンツ(学習教材)だと感じました。


対するNTTラーニングシステムも昨年の4月(2012年4月15日)より、ドリル型学習教材「大学受験倶楽部」をやはり月額980円で提供しています。こちらは河合出版、語学春秋社、清水書院、駿台文庫、Z会、文英堂と提携して、教材を提供しています。コンテンツ的には予備校・出版社系の色彩が強いと思います。


いずれも、一問一答式のドリル形式がメインです。スマホ(スマートフォン)を使い、スキマ時間にちょこちょこ学習する。時間のムダを抑え、効率良く基礎学習を進める。こういったスタイルだと思います。

とにかく月額980円という定額で、手軽に効率的な学習ができるわけです。やる気のある、でも経済的にちょっと・・・という生徒でも、二宮金次郎のように苦学する感じではなく、スマホでスマートに勉強できちゃうわけです。良い時代になりましたね。

※参考資料:
GAKUMO – 手のひらの自習室、KDDI CORPORATION、Quipper ,Ltd.
中高生向け学習サービス「GAKUMO (ガクモ)」の提供開始について、KDDI株式会社、Quipper,Ltd.、2013年6月24日
大学受験倶楽部:スマートフォン(スマホ)で大学受験勉強が変わる!効率的なスキマ学習、NTT Learning Systems Corporation、Manavino
大学受験勉強の学習スタイルが変わる『大学受験倶楽部』の開始について、エヌ・ティ・ティ ラーニングシステムズ株式会社、株式会社日教販、株式会社ブックモールジャパン、2012年4月13日
ベネッセコーポレーション、Wikipedia、最終更新2013年6月20日

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