フィリピンで英語漬け
若手社員、短期集中で特訓 新興国の実情も学ぶ「グローバル人材」を目指して社内の留学や語学研修制度への応募を考える人も多いだろう。従来は国内の語学学校や欧米への留学が多かったが、最近は英語を公用語とするフィリピンでの短期集中研修を取り入れる企業が増えている。英米よりも費用が安く済むのが利点だが、参加者は「英語漬け」になりながら、アジアの新興国の実情を学ぶ効果もある。・・・
※日本経済新聞、2013年07月02日、引用
この記事では、短期語学研修のケースを取り上げています。例えば、フィリピンのセブ島の語学学校の場合、韓国人経営らしく、生徒の7割が韓国人。残り2割が日本人、1割が台湾人だそうです。朝から晩まで8時間みっちりトレーニングするそうで、勉強は大変ですが、学習効果は期待できます。
オンライン英会話スクールの副業も
気になったのは、この日経新聞記事の下記部分です。
「・・・ある講師はインターネットを通じた英語講師の副業も手掛けていた。生活水準も価値観も日本と異なるアジアで、生活のために必死に仕事をする姿を垣間見た。・・・」
つまりフィリピンでは、リアルな語学学校とオンライン英会話スクールが、一部の講師レベルではクロスオーバーしているようです。確かにやっているカリキュラムは同じようなもの。ある意味、自然な流れでしょう。
今後の展開として、オンライン英会話スクール(ネット塾系)とリアルな海外語学学校との(事実上の)コラボが散見されるようになるでしょう。一昔前に言われていたクリック・アンド・モルタルの変形かもしれません。
やはり人間、弱いモノ。オンライン系は時間の融通が利くということは、だらだら勉強しなくてもよい・・・ということにもなりえます。その点、リアルな海外語学学校ならば、もう周りは英語の環境。もはや生徒は勉強するしかない。
エイチ・アイ・エス(HIS)。簾藤真太郎さん・・・フィリピンのセブ島での語学研修制度を活用し、昨年9月から2週間、英語を学んだ。・・・セブ島では毎日午前6時40分から午後9時までの授業があり、終了後も翌日に向けた課題や予習をこなす厳しいスケジュールだった。
「リゾート地に来ているのに語学学校の周辺にはレストランが1軒あるだけで、授業終了後に遊ぶことはほとんどなかった」と簾藤さんは振り返る。・・・
※日本経済新聞、2013年07月02日、引用
やはり勉強、とりわけ「語学」のようなスポーツ的な分野は、習うより慣れろが大事。その意味で、やはり英語漬けにならざるを得ない海外の語学学校への留学は、非常に学習効果が見込める。なんせ「・・・語学学校の周辺にはレストランが1軒あるだけで、授業終了後に遊ぶことはほとんどなかった」ケースなど、まさに勉強漬けの環境です。
オンライン英会話とリアルな海外語学学校とのコラボと言いましたが、例えば「オンライン英会話」で英語に慣れてから、リアルな海外語学学校で本格的に合宿訓練を積む・・・といったパターンも結構出てくるかもしれませんね。
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