孫へ教育資金、1000億円突破。贈与信託、祖父母の心つかむ。
祖父母から孫への教育資金贈与の非課税制度を活用した「教育資金贈与信託」が人気を集めている。大手信託4行では4月の取り扱い開始から2カ月半で残高が1000億円を突破。孫のためにお金を有効に使いたいと願う高齢者の心をくすぐっている。1500兆円を超える家計金融資産の6割を占める高齢者の貯蓄が動き出した。
新制度では、30歳未満の子や孫への教育資金の贈与なら1人当たり1500万円まで非課税となる。・・・
※日本経済新聞、2013年06月20日、引用
この「教育資金贈与信託」ですが、ネット塾系(インターネット学習塾・オンライン予備校)も対象なんでしょうか? 学習塾や習い事に関しては、500万円まで非課税です。「教育費であることを証明する領収書」が要件なので、オンラインの学習塾・予備校も非課税対象に含まれると思います。
ネット塾系の場合、比較的安価なので、実はあまりこの「教育資金贈与信託」との関係性は薄いかもしれません。しかしながら、この贈与信託は、教育全般において “金持ちはより有利に、貧乏人はより不利に” なりやすい。そういった意味で、ネット塾の役割は大きい。
教育こそ、高品質・低価格
ネット塾、例えば「受験サプリ」ですが、「受験に、自由を。」をうたい文句にしています。
受験に、自由を。・・・受験勉強に格差があることが、学生に、大学に、この国に、なんのメリットをもたらすのだろう。私たちは、受験をもっとオープンに、自由にしたい。だれもが、思う存分、受験勉強できる環境をつくりたい。・・・受験を変えることはきっと、この国の未来を変えること。教育こそ、高品質・低価格。・・・
これが受験サプリの理念です。(一部抜粋)
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教育資金贈与信託で教育格差がさらに広がり、しかし、ネット塾が格差是正する。そういった図式が表出するかもしれません。今後の世の中の動きに、引き続き注目をしていきたいですね。