小遣いにスマホの影 10年で4割減 通信費増しわ寄せ
家計のお小遣いが減っている。総務省の家計調査では、2012年の世帯平均の小遣いは月額1万5800円と10年前と比べて4割減った。税や社会保険料のほか、スマートフォン(スマホ)普及で通信費がかさみ、消費低迷の一因になっている。(山崎純)・・・
※日本経済新聞、2013年03月25日、抜粋
日経新聞の山崎純氏によれば、お小遣いは昨年15,800円(月額平均)で、10年前の4割減(!)だそうです。税金(社会保険料含む)とスマホが主因だとか。確かにグラフでも「通信費」が突出して “右肩上がり” です。金額だけ見れば、税金以上にスマホが小遣い減の犯人(主犯?)ですね。
スマホといえば、次期ネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)のメイン・プラットフォーム。それがお父さん達の小遣いに悪影響がでているとは・・・。トホホな話です。
トータルではお得
しかし、学習塾や予備校は本来、月額2~3万円の世界。それがインターネットとスマホのおかげで、5千円を切る状態です。浮いたお金は携帯電話会社(通信費)に消える計算ですが、それでもトータルで見ればお得です。
すなわちスマホ代が月額15,000円くらいで、携帯電話(ガラケー)時代よりおおよそ5,000円超余分にお金がかかっていますが、メリットも大きい。スマホがあれば、ネット塾だけでなく、新聞代やパソコン代(インターネット通信費含む)なども節約できる。とにかく「スマホ」に情報系のサービスは全て乗っかるわけで、トータルでお得でしょう。従来に無い便利さもあるしね。
2013年にスマホ等の「通信費」が、史上初めて(?)「小遣い」を逆転するそうです。でも、日経新聞の意見に異を唱えるようで恐縮ですが、スマホで賢くお金を節約し、賢く暮らすことも可能だと思いますよ。
※参考資料:
・「サラリーマンのお小遣い調査 30 年白書」について、新生銀行、2012年09月24日
・All About~気になる!中高で必要な学習塾費は?、伊藤敏雄・学習・教育アドバイザー、2008年01月16日