秀英の新画面「ネオ・スタディ」
秀英iD予備校のスタート画面が一新しましたね。「ネオ・スタディ」というタイトルです。
秀英iD予備校は、新映像学習システム「ネオ・スタディ」を導入しました。これは単なる映像授業というより、付加価値の高いeラーニングシステムに移行したと言えます。タブレットやスマホも若干意識したのか、スッキリした画面で操作性もグッと向上したようです。まるで英語学習ツールの「iKnow!」みたいです。
ネオ・スタディは「外販」もあり
それどころか、この「ネオ・スタディ」は、それ自体 “外販” もされています。つまり、秀英予備校が「ネオ・スタディ」を市井にある一般の学習塾に販売する。予備校がIT企業になったようです。「スマイルゼミ」を売るジャストシステムや「ドコモゼミ」のNTTドコモに近づいた(?)。
つまりネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)業界というのは、既存の学習塾・予備校だけでなくIT業界や「受験サプリ」のリクルート(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)など、異業種もどんどん参入する。もしかしたら今一番 “ホット” な市場・業界なのかもしれません。
秀英iD予備校も、同業との競争だけでなく異業種の参入激化に対抗すべく、システム自体の外販にも乗り出したようです。東進ハイスクール(株式会社ナガセ)のFC「東進衛星予備校」を、さらに進化させた形かもしれません。さすが東証一部上場企業の秀英予備校、恐るべし。
既存の塾系 vs IT業界系・人材系
既存の学習塾・予備校系は、個々の生徒に対する親身な(?)指導と合格実績を特長とするでしょう。長年のノウハウに裏打ちされていますからね。対するIT業界系は、あくまで「ソフトウェア」(あるいはコンテンツ)のパッケージ商品として販売するでしょう。保守契約つきのソフトウェア販売やiTunes的な発想かもしれません。リクルートは人材系だから、また別の発想でしょう。
生徒や保護者側からみて、中・長期的に利用するのであれば、やはり学習塾・予備校系に一日の長があります。学習指導ノウハウというのは一朝一夕では構築できません。しかし、短期的であれば、参考書や問題集を買うのと同じように、むしろ他業種系のネット塾の方が新しいノウハウ含みで面白いかもしれません。業界の慣習に惑わされないからね。
参考資料:
・秀英iD予備校、秀英予備校
・我が家の「ネット塾」体験記・中学生コース、2013年04月04日、画像リンク
・NeO-Study「ネオ・スタディ」|通塾型映像授業で受験合格を目指すネット講座、株式会社秀英予備校、画像リンク
・iKnow!、セレゴ・ジャパン株式会社
・スマイルゼミ、株式会社ジャストシステム
・ドコモゼミ、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ