小倉優子もきょう受験、元おバカタレントも大学生に 「学び直し」する芸能人たち
近年、30歳過ぎてから大学受験など、「学び直し」に挑戦する芸能人がポツポツ出てきています。それもソコソコ成功されている方々ばかり。なんでかなぁ、と思ったのですが、一つの考えにいたりました。
もちろん人それぞれ「学び」の動機付けは違うのでしょうが、芸能人の場合、背景にあるのは「芸能界の不安定さ」というか、もっと言うと「人気の基準値の不明瞭さ」だと思います。
会社の経営者だとまずは「売上」に「利益」が基準になりますし、セールスパーソンなら販売金額や契約件数、教員なら送り出した卒業生の数や進路先の充実度、農業なら生産作物の出荷量や金額、野球選手なら打率や本塁打数に年棒と、何らかの分かりやすいパラメーターがあります。
モヤっとした基準
芸能人には人気のバロメーターとしても各種の数値(例えば視聴率や来場者数や楽曲のダウンロード数)はあるものの、芸能活動そのものを測る基準的な数字があるようで無い。いや、無いわけではないが、分かりにくい。
それをモヤっとでもいいから自分なりに掴むために、「学び直し」に無意識のうちに取り組むケースが多いのではないでしょうか。
またネット社会になって、芸能人が表現する「場」が多岐にわたってきたので、「学び直し」が「芸能活動」に結びつけやすい実利的な環境にあるという点も見逃せないでしょう。