武井壮さんと桜雪ちゃん

中高生活を振り返って、強烈に覚えている勉強内容は、実験だったり、友達とのディベートだったり、自由研究の題材だったり……。主体的に楽しくやったことは思い出として覚えていることに気がつきました。だったら、これからの勉強はすべて「思い出」にしようと思いました。・・・

特定の好きなものを作ると、スイスイ入ってきます。例えばどこかの王国を好きになったら、自分の気持ちの浮き沈みと一緒に歴史が頭に入ってくる。この時代の頃、戦争に負けて残念な気持ちになったとか。感情移入すると、頭に入ってきやすくなります。・・・

受験と私:東大卒アイドル 仮面女子・桜雪さん「勉強を思い出に」、毎日新聞、2016年12月28日

アクティブラーニング

桜雪さんの上記記事を見て、これはいわゆる「アクティブラーニング」だと思った。自分の好きな分野に自ら取り組んで、ドンドン深掘りして、そしてその後に知識のヨコ展開を図る。結果として、多面的な文系・理系の知識をゲットする。軸が大好き分野だから、情報の「樹木」が脳内に育つ。

桜雪さんの場合、「数学だとシグマやベクトルが好き。そこから数列と図形の問題に自信がつく。世界史はイスラムや古代文明を軸にした」(上記の毎日新聞より趣旨・抜粋)。とにかく好きな、面白そうな部分から勉強して、自身がついたら探求しながら、自然と勉強内容が拡大する。東大にも受かっちゃうわけです。

自分の最大の武器を使え!

元・十種競技日本チャンピオンで、現在「百獣の王」タレントの武井壮さんも、非常に面白いことをおっしゃっています。下記AbemaTV(28分55秒以降)です。このアクティブラーニング的なやり方は、武井壮さんの小学生時代にも取り入れていた(?)そうです。

【無料】偏差値32の田村淳が100日で青学一直線~学歴リベンジ~-本編-【#3】不可能を可能に人生変えちゃうSP!、Abemaビデオ、AbemaTV(アベマTV)、2017年10月28日放送分

自分の最大の武器を使え!と題した「講演」ですが、小学2年生の「徒競走」で負けた(負けかけた)キッカケで、いかに速く走るかを追求し始め、イロイロ探求した結果、様々な知識と情報が身についたという話をしています。スポーツ医学はもちろん、化学から物理学までガッツリ学んだが、勉強した感覚はなく、なおかつ自分の言葉で説明できるようになったという。

語れる人

また桜雪さんに戻りますが、彼女が東大を選んだのは、東大の入試問題が「知識を問うのではなく、イロイロなことを知っていて理解しているから、そのことについて語れる人が書ける入試問題」だったから(上記YouTubeの5分32秒過ぎ)。とても知的にアクティブですねぇ。さすが東京大学です。まぁ採点する先生方は大変でしょうが・・・。

やはりイヤイヤ勉強するのは、いやなものです。子どもの頃はまだいいですが、大人になったらそんな知識は身につきにくい。人生における「良い思い出」にもなりません。短期間の学習はともかく、中長期にわたる勉強では、「自分の最大の武器を使え!」を格言を旨に、楽しく前向きに学びを進めたいものです。

※参考資料:
桜雪、Wikipedia、最終更新2018年01月06日
武井壮、Wikipedia、最終更新2018年01月29日

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