・・・プログラミング教育は、プログラミングができる人材の裾野を広げるという意義にとどまりません。プログラミングをするには、論理的思考力や創造性、問題解決能力が欠かせません。プログラミング教育には、そうした資質・能力を育める側面があります。・・・
※なぜ、小学校からの「プログラミング教育」が必要?、ベネッセ教育情報サイト、2016年06月03日
みなさん、プログラミングというと小難しいBASICなどのプログラミング言語を思い浮かべてしまいますが、さにあらんや、現代ではレゴのようなブロック玩具感覚で学べる「ビジュアルプログラミング言語」が出てきています。「Scratch」というMITメディアラボ開発のプログラミング言語が有名で、佐賀県武雄市とDeNA、および東洋大学が共同で小学生にScratchを使い、プログラミング教育の実証研究を行っています。
※画像: Scratch (プログラミング言語)、Wikipedia、最終更新2016年03月30日
児童たち「楽しい。またやりたい」
とにかく楽しい。武雄市の小学1年生を対象にした実証研究では、プログラミング教育を受けた児童たちは一様に「楽しい。またやりたい」と言っているようです。Scratchの仕様が子ども向けというのもありますが、各々が自分で好きなプログラムを作って発表するという行為そのものが、遊び感覚かつ主体的で、とても楽しいそうです。
このプログラミング教育の主たる部分は、まさにアクティブラーニングであります。学習指導要領上で他のカリキュラムとの時間配分を考えると、「プログラミング教育=アクティブラーニング」として学校教育に導入してもいいと思う。ぜひ馳浩・文部科学相には、無駄のない次世代型教育制度を検討願いたいです。
※参考資料:
・BASIC、Wikipedia、最終更新2015年12月19日
・レゴ、Wikipedia、最終更新2016年05月14日
・なぜ、小学校からの「プログラミング教育」が必要?、ベネッセ教育情報サイト、2016年06月03日
・公立小学校1年生へのプログラミング教育実施、株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】、2014年6月25日
・川崎修平(DeNA CTO)「プログラミング学習教材のコンセプトとそれに込めた想い」会見、株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
・小1へのプログラミング教育、佐賀県武雄市が成果報告、日本経済新聞、2015年02月14日
・Scratchで始めるプログラミング教育(1):プログラミングを学習する意義、Scratchの基本的な使い方超入門 (1/3)、@IT、2016年03月21日