国立大学法人東京大学と、東京大学内に研究所を構えるミドリムシカンパニーの株式会社ユーグレナは、11月23日(金)、共同開発した石垣産ユーグレナ入り新商品『ユーグレナ・クッキー』を東京大学コミュニケーションセンターにて発売します。11月23~25日開催される駒場祭では、学内の東京大学コミュニケーションセンター特設ブースでも販売します。
石垣産ユーグレナとは、ユーグレナ社が沖縄県の石垣島にて生産したユーグレナ(和名:ミドリムシ)で、動物と植物の両方の性質を持つ藻の一種です。必須アミノ酸、ビタミン類、DHAなどヒトが必要とするほぼすべての栄養素(59 種類)を持っています。・・・
※東京大学と東大発バイオベンチャーが共同開発!、株式会社ユーグレナ、2012年11月19日
ミドリムシが地球を救う?!
ユーグレナってご存知ですか。いわゆるミドリムシのことですが、今一部で注目を集めています。大げさに言うと、人類が直面する食糧問題やエネルギー問題を体長わずか0.05mmのミドリムシが解決するかもしれないのです。
ミドリムシは動物と植物の両方の性質を持っているので、両方の栄養素も体内に持ち合わせています。それを人間が食べることで、非常にバランスのいい食品の摂取となりうるわけです。また、ミドリムシから搾った油からジェット燃料を作り、飛行機を飛ばそうという試みも始まっています。
※写真: 日本経済新聞、2015年12月01日、引用
もちろんまだコスト的に合わない部分がありますが、本質的に非常に夢のある素材であるミドリムシ=ユーグレナ。とりわけ資源の乏しい日本にとって魅力的な研究開発分野であります。ユーグレナの場合、東京大学と縁が深いですが、かように「大学教育」というものは国および世界の経済や科学技術に大きく寄与しています。やはり教育は社会の発展の基幹部分ですね。
※参考資料:
・株式会社ユーグレナ – ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の研究開発・製造・販売
・ユーグレナ (企業)、Wikipedia、最終更新2016年04月26日
・ミドリムシ、Wikipedia、最終更新2016年03月29日
・ミドリムシ燃料を20年実用化 ユーグレナ、航空機向け、日本経済新聞、2015年12月01日