※写真:宮澤喜一、Wikipedia、最終更新2015年10月18日、引用
宮澤元首相は英語で寝言を言う?
かつて秀才の名をほしいままにした宮澤喜一元首相は語学力もピカイチで、よく「宮澤さんは英語で寝言を言うらしい」という、ジョークとも真実とも分かりかねる噂が出ていました。それほど宮澤さんの英語はパーフェクトだったと言えます(まぁ下記ビデオを視聴すると、英語うんぬんというより宮澤氏の頭脳自体がパーフェクトと言った方がいいかもしれませんが・・・)。
実は宮澤さんには留学の経験はなく、また今のようにインターネットはむろんのことテレビやビデオ等で英語に接する機会も皆無に近く、語学環境が著しく悪い時代に、たとえ東京大学トップクラスの成績で卒業したとしても、なかなか英語をマスターするなんて出来ることではない。ホントにこの方は「秀才」でした。
・・・で、うちの子どもが先日、夜中に寝言で「Hi everyone, nice to meet you…」なる英語をつぶやいていたので、これは「秀才」かと心の中で狂喜乱舞したのですが、後で聞くとNHKの「えいごであそぼ」をビデオを何度も見て、自然に覚えたそうです。つまり、ただの遊び・娯楽のたぐいです。な〜んだ・・・とガッカリしました。
英語はゴガク? いやゴラク?
・・・いやしかし、英語もしょせん言葉にすぎないので、遊び・娯楽の範疇でも良いのではないかと、思い直しました。とにかく自分に興味のある分野で、例えば音楽や映画・ドラマなどで、ひたすら英語を聞く。そして、真似してしゃべる。冒頭の宮澤さんほどの “大秀才” でない限りは、こっちの路線のほうが良いかもしれません。
※写真:Dr.HOUSE、Wikipedia、最終更新2015年10月24日、引用
いまはYouTubeもあるので、いかようにでも面白い英語動画がたくさんあります。しかもタダで視聴し放題です(ネット接続料などは別)。もちろんhuluなどの有料サービスに登録すれば、レンタルビデオ店に行かなくても、いつでもどこでも映画やドラマを見ることができます。
しかも興味があり、なおかつ仕事や勉強に関連した作品を視聴すれば、英語プラスアルファーということで、自分に有益な追加情報をもゲットすることができます。私はhuluで「Dr.HOUSE」を英語で視聴していたら、ちょっとした医学知識(これは言い過ぎ)というか医学のイメージを得ることができ、親族の手術の際にも若干心理的な余裕を持つことができました。
YouTubeなどの動画サイトやhuluなどの有料サービスも、広い意味でネット塾系です。ぜひ「語学兼娯楽」という発想で動画サービスを有意義に利用したいものです。そう、ゴガクはゴラク!なのです。
※参考資料:
・バイリンガルの方、寝言は何語?、発言小町、大手小町、YOMIURI ONLINE(読売新聞)、2006年12月04日
・えいごであそぼ、キッズワールド NHK Eテレ こどもポータル