※画像: Udemyトップページ(Online Courses: 30,000+ On-demand Classes from Udemy)、引用
・・・「Udemy」では、誰でも講師になることができる。YouTubeのように自分で講義の動画を作成し、「Udemy」にアップすればいい。もちろん、内容など厳しい審査はあるが、基本的には誰でも講師になれるのだ。・・・「Udemy」では、講師自身が受講料を決めているので、価格はさまざま。お仕着せの価格ではなく、自分が納得できる価格の講義を受講すればいい。・・・
「Udemy」は、基本的に講義動画をアップロードできる「動画プラットフォーム」だと考えればいい。YouTubeに上がっているHow to動画に近いが、それよりも内容や動画の品質が保証され、学ぶことに特化した設計となっているところが大きな相違点だ。・・・
※先生になって大儲け!? 進化系eラーニングは第二のYouTuberを生むか? 〈ASAhIパソコン〉、dot.ドット 朝日新聞出版、2015年06月24日
教育向けに特化
Udemy(ユーデミー)が注目され始めてます。教えたい人たちにとっては、YouTubeみたいに割と容易に授業動画などをアップロードでき、課金もしやすい。教育向けに特化しているので、Q&Aなど講師側にも生徒側にも配慮された設計になっています。
たとえばBenesse(ベネッセコーポレーション)が提供している「数Ⅰ」のコースでは、動画授業だけではなく小テストも適宜織り交ぜて、生徒の理解度を上手にコントロールしています。Benesseは中等教育に長年キャリアがあるので、このあたりの “さじ加減” は実に素晴らしい。
※画像: Udemy: Online Courses Anytime, Anywhere、引用
またタブレットを使ったeラーニングにも以前から取り組んでいるので、うまくこのUdemyにもアジャストしているように見受けられます。しかも今のところ、このUdemyサービスは無料での提供。事実上の “テスト期間” ということもあるのでしょうが、今後の展開も大いに期待できます。
自由度が高いので・・・
Udemyの場合、まず自由度が高いので講座もたくさんあり、全体的にどちらかといえば社会人向けが幅を利かせているようです。中等教育など学校教育関連でも、自分でどんどん興味を持って勉強をすすめるタイプの生徒・学生さんなら、実にやりがいのあるWebサービスでしょう。
逆に、いやいや勉強している生徒(つまり普通の学生さんたち)であれば、正直ちょっとまだ少し扱いにくいかなぁ、(場合によっては)続かないかなぁ、というのが本音であり筆者の印象です。今後の改善を考えると、そうとも言えませんが・・・。
まぁ今後の日本での展開にも、とても気になるUdemyでした。やっぱりアメリカ発のWebサービスはなかなか秀逸なものも多いですね。
※参考資料:
・Udemy: Online Courses Anytime, Anywhere
・米Udemy社と提携 2015年春、株式会社ベネッセホールディングス、2015年3月16日