「Chromebook」が学校の“一押しノートPC”になれる4つの根拠
・・・「Chromebook」への関心が教育機関の間で高まりつつある。グーグルによると、世界で1万校以上の教育機関がChromebookを利用。2014年第3四半期の米教育市場向け端末出荷台数では、Chromebookが米Appleのタブレット「iPad」を抜いてトップシェアになったという調査結果もある。・・・
メリット1:管理のしやすさ
・・・管理者はChrome管理コンソールを使うと、外付けストレージへの接続制限やログアウト後の端末内データ消去といった約200種類のポリシーを、複数の端末にリモートで適用できる。・・・「Chrome管理コンソールを使えば、大量の端末でも“片手間”で管理できる」と同氏は言い切る。メリット2:共有のしやすさ
・・・Chrome OSでは、Googleの総合アカウントである「Googleアカウント」を使ってログインすれば、他人の端末でも共有端末でも、自分の作業環境が自動的に再現される。・・・同様の機能は他のOSにもあるが、再現度の高さではChrome OSに軍配が上がる。メリット3:セキュリティ確保の容易さ
・・・こうした標準のセキュリティ機能により、「追加で市販のマルウェア対策ソフトウェアを購入したり、スキャンしてマルウェアをチェックするといった作業の必要がない」と菊池氏は説明する。メリット4:起動の速さ
・・・「Chromebookであれば、どの端末でも10秒以内には起動する」と菊池氏は断言する。・・・Chromebookの強みは、使い込んだ後の起動速度の劣化がほとんどないことだと菊池氏は説明する。Chromebookでは基本的に、Webブラウザ以外のクライアントアプリケーションを追加することはないので、使い込んでも起動時間は大きく変わらないというわけだ。・・・※「Chromebook」が学校の“一押しノートPC”になれる4つの根拠、TechTargetジャパン 教育IT、2015年06月18日、引用
「早い、安い、うまい」と教育機関向け(?)
まずChromebookは安い。3万円台が主流だ。それにChromebookは使いやすい。この記事もChromebookで書いているが、起動は早いし、ネットへの接続も早い。動作も軽く、もちろん端末も軽い(笑)。余計なアプリが入っていないので、シンプルで安心感もあるし、セキュリティも世界のグーグル様(?)が直接チェックしてくれるので、その点でも安心だ。
ネット専用・Google専用端末なので、「共有・管理」も容易だろうなぁ・・・と思っていたのですが、やはりその通りですね。この辺りもGoogle社に全面依存状態なのですが、世界の巨大企業ですので大きな安心感はあります。それにカスタマイズもある程度できますし、トータルで見て素晴らしいと言わざるを得ません。インターネットにさえつながれば、「早い、安い、うまい」と三拍子揃ったChromebookです。
Windows系との互換性
問題はアプリが限定される点で、記事でも「Skype」「iTunes」「Windowsベース」が使いにくいとの指摘があります。筆者もChromebookユーザーですが、それは否定できない事実です。ただ互換性の問題は徐々に解消されるトレンドもあり、Windows系に関しては仮想化技術やリモートアクセスという手段もあるそうです。
広くWindows系との互換性の問題はあるにせよ、Chromebookの有り余るメリットは教育現場には捨てがたい魅力です。今後、日本で言えば広尾学園のように、Chromebookを採用する学校がたくさん出てくるでしょうね。
※参考資料:
・広尾学園ではChromebookを活用する、ネット塾ジャーナル、2015年04月03日
・acer ChromeBook C720 (日本正規品)、日本エイサー、Amazon.co.jpでの取り扱い開始:2014年11月
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