・・・「渇望」してモチベーションを得るためには、脳科学者の茂木健一郎さんが提唱している「アハ体験」が必須です。不動産の契約一つにしても、宅建業法や民法に則った規定が随所にちりばめられています。「あ、これはこういう意味だったんだ。なるほど!」というアハ体験をすると、勉強は面白くなります。・・・
※勉強が進まない理由を「忙しい」で片付けるな、東洋経済オンライン、2014年10月01日、引用
人にもよるし、性格や環境にも左右されるので、勉強法にはイロイロあります。人間の脳は容量・能力ともに高く、柔軟性もある。それは素晴らしいメリットであると同時に、その裏側として、考え方のクセというか、個々人の個性は十人十色であります。よって、いわゆる「勉強法」も千差万別になります。
アハ体験≒なるほど、そうだったのか!
しかし、そうは言っても、勉強という行為の原点に、この「アハ体験」があると思う。「なるほど!」「そうだったのか!」と、まるで池上彰さんの解説番組みたいに、勉強する過程でこのアハ体験が多ければ多いほど、勉強という行為にハマります。
東大卒弁護士で資格スクエア代表の鬼頭政人さんは、基本的に勉強ノウハウというか、嫌で苦しい勉強という行為を、いかにだましだまし(?)続けて、結果を出していくか・・・という視点でアドバイスを提供されています。しかし、その鬼頭さんでも、やはり勉強の王道は「アハ体験」にあると認識されているようです。
脳科学者の茂木健一郎さんになると、ご本人がある種の勉強オタク・勉強依存症なので(失敬!)、アハ体験をベースとした勉強への欲求・渇望が大切だ、という話になりがちです。でも私を含め一般ピープルは基本的に勉強嫌いなので、「茂木先生、何言ってんだ!」と思います。しかしながら、ヒトの脳の報酬系を考えると、やはり勉強や学習の原点は「アハ体験≒なるほど、そうだったのか!」に帰結するわけです。
※参考資料:
・池上彰、Wikipedia、最終更新2015年06月14日
・報酬系、Wikipedia、最終更新2014年04月23日
頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである、鬼頭政人(著)、KADOKAWA/中経出版、2014年