※画像:武田塾公式ブログ>大学受験勉強法の武田塾、引用
・・・好奇心をどのように刺激するかが重要。勉強がつまらないと思った瞬間に伸び悩むんで・・・。面白いまま行ききれば、楽しいまま行ってれば、非常に伸びるとは思います。
※頭の良さは遺伝?環境?努力?、受験相談SOS vol.121、武田塾チャンネル、2015年03月23日
心理的な「環境」
このビデオ、面白いねぇ。「受験相談SOS」と題して、受験生の悩みに答えようと、武田塾の教務のお二人(中森泰樹先生、山火武先生)がイロイロな意見やアドバイスを開陳されています。今回も「頭の良さは遺伝?環境?努力?」というお題です。結論から言うと「努力でどうにかなる!」です。ただし同時に、「環境が大きいとは思う。正直。」ともおっしゃっています。
受験生自身の心理状態も一つの「環境」ととらえると、いかに楽しく勉強を続けるか、がポイントのようです。一つの考え方ですが、「勉強を積み上げることが面白くなる」という捉え方もあるとのこと。ちょっとしたゲームみたいですね。
ゲーム理論
まぁ、ビジネスの世界でもゲーム理論は重宝されています。例えば、ライバル企業や顧客の動向を予想しつつ、自らの商品をいかに効果的にマーケットに投入するか、なんてどこの会社でも考えていることでしょう。これなどゲーム性があるといえば、まさにゲーム的な発想です。
受験勉強を考えても、(普段勉強してこなかった生徒が)全科目を一気に網羅しようと頑張っても、これは現実的に無理があるわけです。たとえば、まずは成果が出るまで一番時間のかかる「数学」を最重点的にとりかかり、数学に目処がたったら、次に時間のかかる「英語」の勉強に重点的に取り組む。比較的短時間に対応できる「社会」系などは、後回しにする。
クリティカル・パス・メソッド
これなどクリティカル・パス・メソッド(CPM)という昔、デュポン社が開発したプロジェクトマネジメントの手法です。ざっくり言えば、納期の長い仕事を真っ先に発注してしまうノウハウです。納期の長いものから仕事を管理し、短納期のものは合間にうまく入れ込んでいく。そうすると、プロジェクト全体として大幅な納期の遅れが発生しにくい。
CPMはプランし実行する上で、かなりゲーム性があると思うので、受験生が自身の勉強スケジュールを組む場合、参考になると思う。また、CPMは「勉強を積み上げる」意識が働くので、結果として「勉強を進めることが面白くなる」可能性がある。勉強が面白くなれば、当然学力も成績も伸びる。
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CPMは一例だが、ゲームの攻略のように戦略的に受験勉強をプランニングするやり方も、勉強を面白く楽しくする一つの手法だと思います。ただ漫然と受験勉強するのは辛いからね。単純な努力だけでなく、自分なりにイロイロ工夫し、心理的・精神的な「環境」も楽しく好奇心あふれるものに変えていきたいですね。
※参考資料:
・ゲーム理論、Wikipedia、最終更新2015年03月23日
・クリティカルパス法、Wikipedia、最終更新2013年04月09日