※写真: 写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】、人物:男性モデル、2012 WINTER COLLECTION、引用
モバイルワークでチームを成功に導く6つのルール
スマートフォンやタブレットで多くの人が気軽に仕事ができる時代。その「どこでもオフィス」を手助けするサービスへの関心が高まりつつある。一方で、異なる支店の従業員同士など、日常的に顔を合わせることのないメンバーが仕事をするには、それなりのルールが必要だ。・・・
1.顔を合わせて信頼関係を築く・・・
お互いが顔を合わせる中で信頼関係が築かれる。そしてリーダーが一貫して明確な目標設定、管理を行うことで、信頼関係はより深まっていく。
2.過程ではなく結果を管理する・・・
仮想オフィス環境では、チームメンバーが何をしているかを見ることはできない。このため、結果を管理することが重要になる。・・・
3.定期的なコミュニケーションをスケジュールに組み込む
メンバーが仕事の進捗と起こり得る問題をチームに報告する時間を定期的に設けることが重要だ。・・・
4.効率的なコミュニケーションを実現する・・・
30分の電話会議で解決できたはずの問題を、電子メールのやりとりで解決しようとして何時間も費やしていないだろうか・・・電子メールを使いこなす新しい文化を作ることが重要だ。・・・
5.組織としての一体感を支える基準を確立する・・・
6.連絡対応をどの程度迅速に行うかのルールを定める・・・
※TechTargetジャパン ホワイトペーパー ダウンロードセンター、公開日2014年12月15日、引用
昨今、モバイルワークが盛んになり、スマホ(スマートフォン)ベースで仕事が進むケースも増えつつあります。「モバイルワークでチームを成功に導く6つのルール」と題し、TechTargetジャパンの記事(ホワイトペーパー)で、一つのサジェスチョンが示されています。これが教育の場でも考慮すべきか、ということを考えてみましょう。
教師はルールを理解した上で指導する
上記を見ていただければわかりますが、いくつかは無意識のうちに自然と教育現場で身に付く要素ではあります。学校や教育の場でIT(ICT)教育を導入していけば、ある程度、自然と育まれていくと思う。しかし、ここで重要なのは、あえて教師がこの6つのルールを理解したうえで生徒たちに指導していくことで、将来的に彼らが直面するモバイルワークにおいて大きなメリットがあると思う。
上記4つのルールは、一言でいえば「顔を合わせ計画的に効率的にモバイルワークを進める」ということ。全く知らない者同士が、行き当たりばったりでモバイルワークを進めていてはダメだ、ということです。おそらく教師たちはこの原則を理解したうえで、IT教育を進めるのが良いでしょう。
優れたモバイルワーカーを生み出す
従来のように物理的なオフィスや工場などの職場に行って、みんなで集まって仕事をする機会が徐々に減るわけです。学校も一か所に集まって勉強する機会であり、その形態が徐々に変わっていかざるを得ません。現実的に、「仕事人」を供給するのが学校の役目なら、これからは優れたモバイルワーカーたちを供給するのが、これからの教育機関の役目かもしれません。
教員は「教師」から「ファシリテーター」にその役割を変えつつ、生徒が近い将来に取り組むであろうモバイルワーク(Mobile and flexible working)に自然と適合させるノウハウを少しでも習得すべきでしょう。未来を予測することは難しいですが、できるかぎり将来を見据えて子どもたちを「ファシリテート」(facilitate)したいですね。
※参考資料:
・ホワイトペーパー、Wikipedia、最終更新2012年09月30日
・ファシリテーター、Wikipedia、最終更新2014年09月30日
・Mobile and flexible working、Lancashire IT & Network Support、NCS