「iPad Air」と「iPad mini Retina」、タブレット授業のプロはどちらがお好き?
・・・焦点となるのは、やはり画面サイズだ。トークセッションでは、iPad Airを推す登壇者が多かった。ドイツ語の講義でiPadを活用している大阪大学 全学教育推進機構 教授の岩居弘樹氏は、「画面が大きい方が文字が見やすく、教員にとっても学生にとっても使いやすい」と、iPad Airを評価する。
教育現場へのIT活用に詳しく、小学生2児の母でもあるフリーランスライターの神谷加代氏も、画面が大きいiPad Airの方が学習には適すると評価する。「画面が小さいと、子どもが1人の世界に入り込んでしまう恐れがある。友人や知人が家に遊びに来たときに、皆でのぞき込めるぐらいの画面サイズが必要なのではないか」(神谷氏)・・・
(広尾学園 中学校・高等学校)教務開発部 統括部長である金子 暁氏・・・「最初にiPadを見たときにイメージしたのが、机の上にノートとiPadが重ねられたシーンだった」と語る金子氏は、学校で利用シーンが自然にイメージできるタブレットの画面サイズは7.9インチではなく、9.7インチだと考える。・・・
※TechTargetジャパン、2014年01月22日、引用
おお~。大阪大学や広尾学園などタブレット授業を実践されている重鎮(?)の先生方から、iPad Airは良いがiPad miniはダメとの声が出ています。要は画面サイズが注目ポイントで、教育する上で9.7インチ程度がしっくりくるそうです。
また、タブレット自体のサイズに関しても、iPad Air(あるいはiPad)は大体B5サイズのノートブックと同じくらいの大きさです(iPad Air:240×169.5mm、コクヨキャンパスノート:縦252×横179mm)。iPad miniではちょっと小さ過ぎる。B5サイズのノートブックと親和性のあるiPad Air(あるいはiPad)のサイズが、教育現場でも自然と好評のようです。
画面サイズは重要
教育用タブレットだから、すなわちそこには、先生と生徒、生徒と生徒のコミュニケーションツールとしての機能が、まず第一に存在する。日常生活で、個人でスマホ(スマートフォン)をいじるのとは、似て非なるものなのです。電子教科書兼ノートブックとして主に使うので、画面サイズは重要でしょう。
教育用ということは、すなわち“練習用”なので、教材その他はわかりやすいほうが良い。ノートブックならやや大きめが望ましい。文字や数字、図などを書くにも、実社会における実践ではなく、あくまで学校内での練習なのです。iPadも多少なりとも大きめが良いでしょう。大は小を兼ねる、ですね。
※参考資料:
・Apple – iPad – iPadのモデルを比較する。
・【ASKUL】コクヨ キャンパスノート セミB5 B罫(6mm) 30枚 ノ-3BN 通販 – アスクル(法人向け)