小学生向けネット英会話 学習塾のウィザス
学習塾を展開するジャスダック上場のウィザスは3月上旬に、小学生を対象にインターネットを使った英会話教育サービスを始める。3年後に3万人の利用、15億円の売り上げをめざす。・・・
※日本経済新聞、2013年02月17日、抜粋
おお~。「株式会社ウィザス」はあの第一ゼミナールですよね。1976年創業だから、37年の歴史ある老舗です。「1/1の教育」をモットーとしていて、発想としては今流行りの「個別指導」の先駆けかもしれません。もっとも、授業そのものは集団指導のようですが・・・。
さて、その第一ゼミナールの運営会社「株式会社ウィザス」が、ネット塾(インターネット学習塾・予備校)に乗り出します。小学生向け「ネット英会話」サービスです。地域密着で有名な第一ゼミナールだから、たぶん純然たる「ネット塾」は初めてでしょう。
既に株式会社ウィザスは住友商事株式会社と組んで、「Real Teachers」という小・中学生向けの英会話教育サービスを展開しています。これはインターネットを使ったリアルタイム英会話サービスで、傘下の教育法人や公立小学校などに順次展開する方針です。
※「オンライン英会話「Real Teachers」を活用した小・中学生向けサービスの強化について」、住友商事株式会社、PR TIMES、2012年1月23日
たぶんこの「Real Teachers」をリアルな教室だけでなく、インターネットに特化した純粋な「ネット塾」事業にも拡大展開するのでしょう。ちなみに日経新聞によると、授業は米国人講師との英会話を主眼にし、ネット上で確認テストも行い、授業は週1回(原則)で、授業料は月4,000円(教材費を含め年6万円強)だそうです。
地域密着を基本路線にしている第一ゼミナールからすれば、ネット塾(インターネット学習塾・予備校)の形態は、“鬼子”というか、基本理念から多少、逸脱するカタチかもしれません。しかし、株式会社ウィザスは“通信制”高等学校も経営しています。意外とスムーズに事業展開するかもしれませんね。注目です。
※参考資料:
・「RealTeachers」、https://realteachers.jp/users/login、住友商事株式会社
・「オンライン英会話「Real Teachers」を活用した小・中学生向けサービスの強化について」、http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000000726.html、住友商事株式会社、2012年01月23日
・「株式会社ウィザス」、http://www.with-us.co.jp/
・「塾・学習塾の第一ゼミナール」、http://www.daiichisemi.net/
・「第一ゼミナール – Wikipedia」、最終更新 2012年03月03日