IT化が進みつつある教育現場

文科省の教育の情報化ビジョン

今、日本の教育現場では、iPadなどのタブレット端末で、小中学生への教育を活性化させようという動きが出ています。タブレット端末ならスマートフォンほどではないにしても、原則的に時間や場所を選ばず、手軽に学習できる。ネット環境が整備されつつある昨今、この強みを公共教育(学校教育)にも活かそうと、ジャストシステムベネッセホールディングスなどが相次ぎ参入しているようです。

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※日本経済新聞、2013年01月05日、抜粋

各社がタブレットによる教育教材に積極的なのは、文部科学省による教科書の電子化があります。文科省はITで小中学校の教育現場を改革し、2011年にその指針である「教育の情報化ビジョン」を打ち出しました。そして、重点に挙げたのは、「タブレット等による電子教科書の導入」。なんと2020年度までに小中学生一人一人にタブレット端末を配り、電子教科書で学べる構想をかかげています。

秀英iD予備校、無料で冬期講座を配信

また、2012年12月14日掲載の全国私塾情報センターによれば、秀英予備校のインターネット学習システム「秀英iD予備校 自宅学習コース(中学講座)」が、無料で冬期講座を配信するそうです(中学1、2年生向け)。秀英iD予備校の映像授業は、品質の良さもあってなかなか定評もあります。同社のWebサイトによれば、全国で2万人の中学生がアクセスしているとのこと。さらに一部の学校で導入したとの例もあります。まさに、秀英予備校のネット配信は急速に拡大中で、同予備校内でも2013年の春には、全国72校舎に拡大する予定です。

※参考資料: 
・「放課後はタブレットが「先生」 ベネッセなど動画配信」、http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD04083_U3A100C1TJ2000/、日本経済新聞、2013年01月05日
・「秀英予備校、冬期講習を無料配信」、http://www.shijyukukai.jp/news/?id=6007、塾ニュース・全国私塾情報センター、2012年12月14日
・「文部科学省>第3章 教科書デジタルデータの提供について」、http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1282363.htm、文部科学省・初等中等教育局教科書課、2008年12月5日(拡大教科書普及推進会議)
・「教育の情報化ビジョン」パンフレット、http://www2.japet.or.jp/info/mext/ICTvision-pamphlet.pdf、2011

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